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■2009年2月15日付 | |||||||||||||
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■第27回北方領土の返還を求める都民会議 高次元の運動をより精力的に |
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正しい認識持って連携広げ一層の世論喚起へ 北方領土の返還を求める都民大会が一月二十八日、ホテルアジュール竹芝で開催されました。大会は毎年北方領土の日が近づく頃に開催、今年で二七回を数えることになりました。「北方四島の返還が達成され、平和条約の締結が一日でも早く実現するまで運動を粘り強く続けていこう」と大会宣言を満場一致で採択し、さらなる運動の推進の決意表明をしました。都民会議が昭和五十八年の設立から、二五年以上の四半世紀にわたり北方領土の返還運動を継続的に行い、都民の啓発や東京からの返還運動の盛り上げに貢献したことなどをたたえ、都民会議と設立当初から事務局長を務めている蓮池攻事務局長に東京都知事から感謝状が贈られました。この感謝状は、「都政に協力し、顕著な功績があった個人または団体」に厳正な選考の結果贈呈されるものです。 |
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ロシアがビザなし交流に入国カードの記入を求めた問題や、天然ガス開発プロジェクトの稼働など、経済開発の進展でその関係性に変化が生まれています。戦後六四年が経過して、いまだ解決をみない北方領土問題は、今まで以上に運動を高次元にして精力的に交渉を継続していくことが迫られています。さまざまな団体と連携し、世論の喚起と北方領土問題の正しい認識をもって返還運動を続けていきましょう。 九段会館で全国大会 入国カード記入問題で特別決議 二月七日の「北方領土の日」には、平成二十一年北方領土返還要求全国大会が九段会館で、麻生首相も出席して開催されました。 一刻も早い北方四島の返還実現をめざすアピールを採択、大会終了直前には、ロシア側が要求した入国カード記入問題について、「北方四島ビザなし交流は一九九二年に開始以来、北方領土に在住するロシア人と交流を重ね、日ロ平和条約締結に向けた環境整備に大きな役割を果たしてきた。北方領土が返還されるまでの間、四島交流がこれまでと同じ手続きで継続されることを強く求める」特別決議文を採択しました。 都民大会に参加して 「命ある限り…」語り部の思い 都民大会に参加して毎年思うことは、日ロ交渉はどこまで進展しているのかと期待しながら、いつもはがゆい思いをして帰ります。 川島都民会議会長(東京地婦連会長)は、「一日も早い返還と平和条約の締結で日ロ間に真の友好関係が実現する日まで、政府間交渉を側面から支援する返還運動を粘り強く続けていこう」と呼びかけています。 しかし戦後六十年余が経過したにもかかわらず、北方四島はロシアに不当占拠されたままです。 島民の語り部として、八〇歳の方からお話を聞きました。「私は当時一七歳で択捉島に住んでいました。沖縄が玉砕したと情報が入り、次は北方だと考えた島民は、食糧などの調達に北海道に行き、その帰りに一三人が乗った船はグラマンの三発のロケット弾で沈み、私と妹は生き残り、父と仲間は船とともに沈んでしまいました。私たちは島で育ったので帰りたい。命のある限り語っていきたい」。これが島民たちの願いだと思います。 北方領土の日、二月七日に九段会館で開催された北方領土返還要求全国大会にも出席しました。麻生総理大臣は「昨年十一月に日ロ首脳会談を行ったとき、メドベージェフ大統領は領土問題の解決に向けた強い意欲を表明した」とあいさつ。 メドベージェフ大統領は昨年、「この問題の解決を次世代にゆだねることは考えていない」と述べたという事実もあります。 二月十八日にロシア、サハリンで開催される巨大資源開発プロジェクトの稼働式典では、両首脳会談が実現するということです。北方領土問題が置き去りにされないよう強く祈るばかりです。 北方領土問題を若い人たちにも 今年の都民大会では「語り部体験談」として、終戦直後の択捉島にソ連兵が侵入して来た当時の不安や混乱をつぶさに語った八二歳の男性の体験談に、胸がつぶれる思いでした。 この大会の、政府報告について記したいと思います。政府報告の「日露関係:基本方針」では、昨年から今年一月二十四日までの日ロ首脳会談の結果概要が記載された資料の提出。 そして「北方領土問題への取り組み」として、「より幅広い国民の理解と参加を目指す」説明が、パワーポイントを使って行われました。その中で特にうれしい報告は二月七日の北方領土の日に向け、北海道のセブンイレブン八二一店舗が、レシートの余白に北方領土返還を訴える啓発広告を掲載し、しかも掲載料は無料とのこと。また、平成二十年度高校入試問題、二十一年度大学入試問題に北方領土問題関連の出題があり、若い人への教育が大事の認識を新たにしました。 一月三十日の朝日新聞は「ビザなし交流 長年の努力を無にするな」と、人道支援物資を積んだ船で北方領土の国後島に向かった日本の訪問団が、ロシア側に入国カードの提出を求められ、それに応じれば「四島をロシア領と認めることに等しい」と判断して上陸を断念、帰港したとの記事がありました。こんなことでは、元島民の墓参やビザなし訪問も中止に追い込まれる恐れがあり、心配です。 |
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■お花見 平和のつどい みんなでわいわい 4月5日(日)に開催 |
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第五福竜丸から平和を発信する連絡会では、今年も四月五日にお花見平和のつどいを第五福竜丸展示館・展示館前広場で行います。 一九九六年十二月に三重県熊野灘沖から引き揚げられ、市民の手で移送された第五福竜丸エンジンは、東京都に寄贈され、第五福竜丸展示館で三十数年ぶりに船体と一緒になり、世界に向けて新たな核廃絶のメッセージを伝えています。 移送運動の事務局団体に加わっていた東京地婦連では、「お帰りなさい集会」のあとに八重紅大島桜を広場に記念植樹しました。そして「核兵器のない21世紀を願って、平和のお花見をしましよう」と呼びかけ、第五福竜丸から平和を発信する連絡会はこの桜の下で「お花見平和のつどい」をはじめました。 |
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核兵器廃絶への強い思いを語る 九回目になる今年は日曜日の開催にしました。京王井の頭線渋谷駅の通路に掲げられた岡本太郎画伯の巨大壁画『明日の神話』に込められた第五福竜丸への思い、核兵器廃絶への強い願いについて、第五福竜丸展示館の安田和也事務局長が初めて語ります。 また、全国で集団訴訟を起こして六年、各地で勝訴を勝ち取っている原爆症認定集団裁判から見えてきたことなどについて、長年、東京の被爆者相談所で活動している村田未知子相談員が報告します。 ピースミュージック 広場ではギターの演奏にのせて、シンガーソングライターの加藤ひろあきさんが、平和を願うピースミュージックを届けます。 大きくなった八重紅大島桜の下で、みんなでわいわいと平和への思いを語りましょう。 第五福竜丸から平和を発信する連絡会 東京都地域婦人団体連盟、主婦連合会、東京都生活協同組合連合会、東京都地域消費者団体連絡会、日本青年団協議会、第五福竜丸平和協会、東京都原爆被害者団体協議会(東友会)、原水爆禁止東京協議会 *連絡先 東京地婦連 Tel3407・2370 |
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■鶏卵の表示に関する公正競争規約の 新規設定に関する公聴会で公述 |
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安易な特殊卵の増加抑止が必要 鶏卵自給率100%実現を 一月二十六日、「鶏卵の表示に関する公正競争規約(案)」の新規設定に関する公聴会が開催され、生活環境部の飛田副部長が公述を行いました。公述内容は以下の通りです。 |
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本案については、基本的に賛成いたしますが、やむを得ずの賛成であり、以下私たちの立場と補足意見を述べさせていただきます。 私ども東京地婦連が平成十二、三年頃に食品表示調査を実施した際、鶏卵は規格卵にとどまらずブランド化傾向を強めており、本来栄養的には完全食品に近いはずの鶏卵に付加価値を付け、医薬品まがいの効果効能を持っているかの如き強調表示がはんらんしておりました。安全性や飼育環境などについてもさまざまな表示が目立ちました。 そこで当時の調査結果を公正取引委員会に提出し、根拠が定かではない宣伝文句に消費者が誤認させられることのないよう、申し入れた経緯がございます。 その後数年を経て、平成十六年に貴委員会においても鶏卵の表示に関する実態調査を実施され、紆余曲折を経て本日の公正競争規約案が作成されたわけです。 本来は規格鶏卵のみで十分だと考えますが、しかし特殊卵、いわゆるブランド卵の不適切な表示が消費者の誤認を招いている市場の状況を放置することはできないので本案が作成され、表示のルールが示されることには一定の意義があると考えております。 原案には修正をお願いしたい個所がありますので、次にこれらについて申し上げます。 1.規約第二条第三項の(3)「第2項に掲げる栄養成分以外の成分については、施行規則で定める当該成分の基準を満たしていること」は削除していただきたいと思います。 栄養表示基準のない成分については慎重に取り扱う必要があり、安易な特殊卵の増加を抑止することが望まれます。 2.施行規則第五条(3)規約第6条第4号関係不当表示の類型にはエとして「卵黄・卵殻の色調について、色の濃淡により著しく栄養成分が異なるように誤認させる表示」を追加していただきたいと思います。 3.規約第11条の3、それに第12条の2の違約金は額が低く過ぎ、見直していただきたいと思います。 以上が本案についての意見ですが、その他の補足意見がございます。 飼料については、トレーサビリティーの確立が不可欠であり、関係各位におかれては表示の適正化推進のためにも安全性を確保するためにも、ぜひ努力をしていただきたいと思います。 次に、公取委にはもとより、関係各位にはアウトサイダーの対策をとっていただきたいと願っております。さらに、食の安全を脅かした輸入乾燥卵へのメラミン混入事例からは、鶏卵の公正な取引を通して自給率一〇〇%化を実現されるよう、みなさまに要望したいと思います。 |
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■NHK受信料 二つ目からは50%引きに 家族割り引きのご利用を |
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割引額は受信料の50% 東京地婦連が運動して 今年の二月一日から、同一生計で離れて暮らす家族がそれぞれの住まいで放送受信契約を結んでいる場合の家計の負担を軽減するため、衛星契約・地上契約とも二つ目の契約分から五〇%を割り引く制度がスタートしています。 |
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親元を離れて暮らす学生、単身赴任の親、それに子どもから生活費の送金を受けている父母、別宅・別荘も割引対象に拡大されました。これまでは対象は学生と単身赴任に限られ、二つ目の契約から33%引きで、事業所割引が二つ目から50%引きであったのに対し割引率は低かったのですが、今回の制度改正で差がなくなりました。 東京地婦連では同じ番組を視聴し、複数の支払いをする共通点や、視聴者の負担で支えられているNHKの公共放送としての役割、受信料が高いという消費者の声などから、〇七年から事業所割引と同率にするよう制度改正を求めてきたものです。 家族割引は住まいに設置されたテレビの受信契約が対象となり、 (1)同一生計の複数の人が、それぞれ別の住居に設置されたテレビの受信契約をして家族割引の適用を受けずに支払っていること (2)それぞれの支払方法が、口座振替、クレジットカード継続払、継続振込のいずれかであること (3)別宅・別荘の場合は、同一の契約者が複数の住居で受信契約をしていること (4)おおもとの契約と二つ目からの契約について、いずれも過去一年以上受信料の支払いが滞っていないこと (5)障害者割引やマンションなどの団体一括支払割引を受けていても適用対象になること などを骨子としています。この制度の適用を希望される場合には、申込書と適用条件を確認するための書類提出が必要です。 NHKコールセンターに連絡して必要書類の説明を受け、家族割引の申込書を送ってもらいましょう。 NHKコールセンター K0120‐151515 午前9時〜午後10時(土・日・祝日=午前9時〜午後8時)。電話で受け付けています。 |
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■消費者行政に関する学習・意見交換 都消費生活部長と「ざっくばらんトーク」 |
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■地域ニュース | |||
向友会 一月二十一日、氷雨の降る朝でしたが、一六人ほどが集まり、新年会をしました。おせち風のお弁当に舌つづみ、お正月なので区内在住の方の獅子舞を見て健康と幸せを祈り、ビンゴゲームと楽しいひとときでした=写真。 消費生活アドバイザーの花井先生も見えて、室温を上げずに衣服調整で寒さを防ぐ方法や、エアコンとの上手な付き合い方など、すぐ暮らしに役立つお話をしてくださいました。 地球の資源の減少と温暖化の進みは早く、何とかしなければならないのが現状です。この点から考えると自動車の売れ行きが落ちたこと、飛行機が飛ぶ回数が減ったことなど受け入れられるのですが、多くの企業が派遣社員の待ったなしの解雇で、働きたくても仕事も住む家もなく、この寒空に路頭に迷う人々を思うと胸が痛みます。 治安が悪くなると弱者である老人は被害を受けやすいです。みんなで助け合い、力を合わせて世界的な不況を乗り切りましょう。 赤羽やはた婦人会 女正月として楽しみにしている新年会を、一月二十七日に新築された自治会館で開きました。 前日から手分けして、買い出しやらお汁粉つくりに精を出し、当日理事さんたちは九時集合で、大根サラダ、人参とこんにゃくの白和え、豚汁と例年の定番が手際よく作られました。お弁当は亀戸にある老舗の升本から取り寄せて、差し入れのミカン、イチゴとお膳の上は大にぎわい。 新築の自治会館は移動の手間が省けますし、使用料もかかりません。その分は甘味に代わりました。参加者三十数人にとっては少々手狭ですが、踊りの代わりに昔懐かしい唱歌を大合唱、「おぼろ月夜」や「隅田川」など、あらためて日本語の美しさや情緒豊かなつづりに感動しながら、みんなが乙女にもどって歌いました。 大勢の熱気でレンズが曇り、全員の写真が撮れず残念でしたが、最後まで残って後片付けをしてくださった理事さんたち=写真=は大変美しく撮れたようです。 会員のみなさんは毎年の行事で、新年会と旅行を楽しみにしています。地域のきずなを大切に、いつまでも続けていきたいと思います。(森谷敦子) |
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