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■2009年9月15日付
必要な情報提供と消費者への表示を
スーパーなどの大型浄水器でチェーンストア協会へ要望書
東京都へ予算要望
消費者団体連絡センター 生活安定・向上の施策展開を
結核予防週間
複十字シール運動にご協力ください
見て、聴いて、話そう 交流フェスタ
興味ある企画 目白押し
BSE対策強化になるか
牛トレーサビリティ法の施行規則改正
地域ニュース

■必要な情報提供と消費者への表示を
 スーパーなどの大型浄水器でチェーンストア協会へ要望書
デメリットの情報も提供を
 日本の水道水はそのまま蛇口から、直接飲用水として使われています。しかし、最近は家庭用の浄水器やスーパーでもろ過水が提供されたりペットボトル飲料水売り場が大きく目に付きます。東京地婦連では6月末に、東京都水道局に「安全でおいしい水プロジェクトの一層の推進について」として、おいしく飲める水道水であることの要望を出しましたが、9月7日、日本チェーンストア協会に出向き、特にスーパーなどに設置されている大型浄水器の利用について、必要な情報の提供と表示を求める要望を行いました。
顧客サービスの大型浄水器。カルキなどと一緒にミネラル分も除去されるタイプも
 チェーンストア協会とは毎年1回消費者団体との懇談会を行っており、今年も5月29日に開催されました。東京地婦連からも参加した折に、「消費者は店頭で濾過し供給されている水について関心をもっている。適切に管理されていれば残留塩素や濁り、カルキ、かび臭さ、トリハロメタンなどを除去する浄水性能は保たれているでしょうが、大量の捨て水や、カルシウムなどミネラルも除去されることや、雑菌の増殖などデメリットの情報は知らされていない」など、発言しました。
 協会の広報・生活者委員会のメンバーで設置しているスーパー事業者からは、「3日以内に使い切ることなど、注意事項は表示している」など説明がありましたが、今回改めて要望書としてまとめ、飛田生活環境部副部長らが小笠原荘一常務理事と面談しました。
 小笠原さんは「大型浄水器は経費をかけながら、顧客へのサービスとして行っており、むだ水や、フィルターの交換などは利用の度合いによって程度はちがい、設置している店舗は衛生面には十分留意しながら管理している。『表示』の問題は、何を優先するのか議論が必要。ミネラル分の除去の表示は、そのことによって生じる影響の受け止め方はさまざまある。データや見解など幅広い情報を集め、分析をしなければならない問題だと思う。保存上の留意やボトルの注意については、どの店舗も利用者にわかるよう案内をしているはず」と話しました。
 日本の水道水は、そのまま蛇口から直接飲用できる水です。一番の大元の「水道水への満足度こそ向上して欲しい」と、思いは同じになりました。
スーパーマーケット等で濾過した後に販売、
または購入済みの容器に供給される飲用水について

 東京都が実施した平成18年度の調査では、水道水の飲み水としての満足度は34・4%で、私たちはおいしさや安全性などについて東京の水道水に、いまだ全幅の信頼を寄せるに至っておりません。
 このような背景のもとでペットボトルの水を買い求めたり、家庭用浄水器を設置したり、スーパーマーケット等で濾過した後に販売または購入済みの容器に供給される飲用水を、日常的に利用する消費者は増加の一途をたどっています。
 特にこれらの飲用水をめぐっては、どのような水質なのか、保存上の注意事項は、濾過機能の特徴は、消耗部品の交換頻度は、管理は誰が行うのか、濾過後の排水に問題はないのかなど、必要な情報が消費者には知らされていないのが現状です。
 そこで私たちに身近なスーパーマーケット等で濾過される水について、下記によりわかりやすい表示を要望いたします。

1. 水質、成分表示、ミネラル分の除去・添加(具体的名称)の有無など
2. 保存上の注意事項
3. 濾過方法
4. 消耗部品の交換年・月・日
5. 管理者名・所在地
6. 濾過後の排水などの特記事項(捨て水の有無等)
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■東京都へ予算要望
 消費者団体連絡センター 生活安定・向上の施策展開を
都議会各派にヒアリング
 東京消費者団体連絡センターは、東京都の来年度予算策定時期を迎え、(1)消費者行政の充実・強化(2)食の安全・安心確保(3)都民が安心できる生活環境確保‐‐の3本柱を立て、都民の生活安定と向上のための施策を展開推進するよう予算要望を作成し、生活文化スポーツ局消費者部長と9月2日懇談、4日には都議会各派に対してヒアリングを行い、要望の実現に向けて理解を求めました。
 都議会各派へのヒアリングは民主党は20分、共産党は1時間近く、公明党、生活者ネットはそれぞれ30分ほど対応しました。
 連絡センターの代表委員を務める7団体のうち東京地婦連、主婦連、消科連、大田区消団連の他、多摩のくらしを考えるコンシューマーズネット、消費者月間実行委員会事務局も参加。
 要望説明は矢野連絡センター事務局長が行いました。東京都と協働事業を行う消費者月間事業についても、月間事務局長が説明しましたが、意外と認知度が低いことが分かり、積極的に足を運んでほしいと訴えました。各派共通して消費者行政の充実・強化の項目については、「積極的に進めていきたい」と理解を示しました。
 食の安全・安心確保の問題で、築地市場問題はどの会派からも質問やコメントがあり、移転再検討の要望には食のあり方、市場のあり方なども含め、再検討にはいろいろな立場や姿勢で関心をもって臨んでいることがうかがわれました。参加団体からは、プラスチックごみの分別・焼却問題について都の姿勢は疑問、救急医療を充実させ地域で安心して老いを迎えられる環境づくりに期待したいなど発言がありました。
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■結核予防週間
 複十字シール運動にご協力ください
9月24日から30日
 日本では年間、約2万5000人の新しい結核患者が発生し、毎年2000人が亡くなっています。日本は世界的にも、「結核の中まん延国」として位置づけられています。
 東京地婦連も協力
 複十字シール募金は、みんなの力で結核や肺がんをなくすため結核予防会が提唱し、東京地婦連も募金に協力しています。途上国では2000円あれば、一人の結核患者が救われます。
 シール募金は結核制圧のため、世界の80カ国で行われています。募金をしていただいた方には、複十字シールを差し上げています。
 結核は感染症です。正しい治療をすれば治る可能性の高い病気です。定期健診や早目の受診が発生を防ぎ、感染の予防につながります。8月1日から始まっているシール運動に加えて、9月24日からは結核予防週間が始まります。全国各地で結核の正しい知識と、感染症に関する情報の提供を行っていきます。
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■見て、聴いて、話そう 交流フェスタ
 興味ある企画 目白押し
東京都消費者月間事業
 消費者団体と東京都が東京都消費者月間実行委員会を作り、協働して行う「くらしフェスタ東京2009」は、新宿駅西口広場イベントコーナーで10月16・17の両日「くらしの情報 ここでキャッチ!」の交流フェスタを開催します。28日には新宿明治安田生命ホールで、メインシンポジウム「消費者として、騙す心理、騙される心理を知る」(名越康文精神科医)の講演会。今年の消費者月間のテーマは昨年と同じく「もっと広げよう コミュニケーションの輪」です。東京地婦連の山下陽枝さんが副実行委員長を務め、毎月開催される実行委員会の司会を担いながら、準備を進めてきました。
 東京都消費者月間事業は、東京都の消費生活条例が施行されたのを記念して、さまざまな消費者問題を取り上げながら、消費者の権利の自覚と、賢い消費者となるために東京都と消費者団体が連携してはじまり、行政とのよりよい協働事業となっています。
照射食品についてミニセミナー開催
東京地婦連交流フェスタで

 交流フェスタのステージ企画は、2カ所で行われます。第1ステージではヘブンアーティストによるショーやコント。実行委員会が演じる消費者被害コントもこの会場です。第2会場では参加団体や企業が、ミニセミナーで都民に消費者啓発を行います。
 東京地婦連では、食品への放射線照射について国が動きはじめていることをとらえ、飛田生活環境部副部長を講師に、食卓に忍び寄る「照射食品について」ミニセミナーを行って、食の安全や問題点について警鐘を鳴らします。

  交流フェスタ「暮らしの情報 ここでキャッチ」
  第2ステージ 「ミニセミナー」
                          
 ・テーマ 「照射食品について」
 ・とき 10月16日(金)12時30分
  10月17日(土)15時
 ・ところ 新宿駅イベントコーナー
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■BSE対策強化になるか
 牛トレーサビリティ法の施行規則改正
道のりは遠いが…
 わが国では平成13年に千葉でBSE患畜1頭目が発生してから、今までに36頭の患畜が確認されています。ことし1月にも北海道で1頭発生しており、さまざまなBSE対策を講じても、清浄国になるまでの道のりはまだまだ遠いようです。
 これらの36頭のうち14頭(38・9%)はとさつ場ではなく、死亡後に家畜保健衛生所へ運ばれて「BSE対策特別措置法」(平成15年施行)によりBSE検査が行われたもので、検査対象とされた24カ月齢以上の死亡牛でした。
 このようなとさつ場以外で病死した牛の場合、その取り扱い方次第ではBSE感染の拡大の恐れもあるため、かつて東京地婦連は国に対して、個体識別の確実性や死亡牛の正確な把握及び管理の必要性について要請した経緯があります。
 先ごろ、牛を個体識別管理するための「牛トレーサビリティ法」の施行規則が改正されたことに伴い、(1)牛個体識別台帳に記録する事項として、牛の死体譲り渡しなどの相手方の氏名または名称、住所および連絡先を加える(2)牛が死亡(とさつによる死亡を除く)したときに届け出る事項として、牛の死体譲り渡しなどをした時に限り、牛の死体譲り渡しなどの相手方の氏名または名称、住所および連絡先を加える‐‐ことなどを平成22年4月1日から実施すると農林水産省は公表しました。
 この度の改正は死亡牛の届出事項の拡大を図り、譲り渡し先を牛個体識別台帳に記録することなどにより、BSEの蔓延防止措置の迅速な実施と牛個体識別台帳の信頼性の向上をめざして行われるものです。

今後見守りが必要
 消費者の立場からは、いまだに根絶できないBSEのリスク管理に役立つ改正であるとはいえますが、昨今台帳の改ざんや死亡牛のBSE検査が実施されなかった問題も起こっているので、果たして適正に届け出され、記録されるか不安を禁じ得ません。
 改正内容が関係者に周知徹底され、実行に移されるかどうかを見守りたいものです。
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■地域ニュース
地元の盆踊り大会 見事な輪ができて
赤羽やはた婦人会

 地元自治会の盆踊り大会を8月29・30日に設定して準備を始めました。櫓に提灯を取り付けるのは女性の仕事で、手慣れたものでスムースに運びます。当日は早めに集まり、接待の用意をすませて、本番を待ちます。
 太鼓の音頭を合図に、踊りが始まります。日ごろ習練している婦人会の方たちが中心になり、見事な輪ができて見応えがあります。遠方、近隣からわざわざ踊りに来られる方たちもあり、さらにひときわにぎわいを増して、いかにも楽しそうに踊ります。
 「本当にご苦労さま、ありがとう」と申し上げたい。用意した冷たい麦茶で喉を潤しながら、二時間あまり踊り続けました=写真。
 区長をはじめ、都議、区議、近隣の自治会関係者、小中学校の警備の方々があいさつに立ち寄るので、接待役の方たちも気が抜けません。時折吹く風に涼を得ながら、初日は定刻の九時には解散しました。
 ところが翌30日は、台風の影響で雨模様です。午後一時には幹部が集まり、検討し「様子を見よう」とするけれど、どうも状況は思わしくなく、二時過ぎに中止を決定しました。
 急きょ連絡網で電話をかけて集合し、提灯の撤去を開始。突然の召集にかかわらず大勢集まっていただき、うまく雨が止んでいたので、仕事はスムースにはかどりました。
 夕方からは雨が降り続き「中止は正解だった」と納得ですが、何かと気がもめた盆踊りでした。次の行事は敬老会。また、みんなでがんばりましょう。

役員納涼研修会と慰労会に参加
わか草婦人会
 
 お天気に恵まれた8月8日の夕方、役員納涼研修会として、お台場の花火大会見学とホテルグランパシフィック・カフェレストラン「エルベット」で、お食事会をしました。行き帰りはバスでした。
 車の流れもスムーズで、思ったより早めに着きましたので、ウィンドーショッピングをした後、お食事をしているうちに闇に包まれ、花火を打ち上げる音も、間近に聞こえるようになってきました。
 外に出ると、大空に向かって花火が打ち上げられて、だんだんとムードも高まり、五臓六腑にひびき渡ります。こんなに素晴らしい花火を見ることができて感謝したくなりました。
 花火が打ち上げられる度に、「うわぁ大きい。きれい、すごい」という歓声が、あちらこちらから聞こえてきました。
 同時に、係員の方の、「立ち止まらないでください。前に向かってゆっくりゆっくり歩いてください。」というメガホンからの声を耳にしながらも、前には全然進まないのです。人、人、人の山。人々の波で大変でした。
 テレビ中継の花火より、宝石のようにきらきら光り輝いて、本当に素晴らしかったです。久しぶりにみなさんと夕食会を行い、楽しい一夜でした。
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