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■2011年11月15日付
今から ここから 未来を拓く!
 「見て、聞いて、話そう! 交流フェスタ」
震災から命を守るためにこれだけは知っておこう 羽村市婦人会
もう子供たちは故郷へ戻ってこない 福島県都路からの便り
昆布料理で心身ともに元気 昆布料理講習会
食品約500品目に拡大 放射性物質モニタリング調査
地域ニュース

■今から ここから 未来を拓く!
 「見て、聞いて、話そう! 交流フェスタ」
○東京都消費者月間メインイベント
 新宿駅西口広場に2万5000人


 東京都消費者月間のメインイベント「見て、聞いて、話そう! 交流フェスタ」が10月14・15日に新宿駅西口広場イベントコーナーで開催されました。今年のテーマは「今から、ここから、未来を拓く!」で、「震災」「環境」「安全対策」「消費者被害防止」「暮らし」「食」をテーマに、消費者団体・企業・行政など59団体が出展し、ステージでのパフォーマンスや展示・クイズラリー・販売などを行いました。来場者は2万5000人でした。昨年に比べて出展団体、来場者とも増え、にぎやかなイベントになりました。東京地婦連は「暮らし」のコーナーで「介護福祉用具使用についての調査結果から」をパネル展示し、介護福祉用具のレンタル利用料金や介護福祉用具での事故やけがについて関心を高めてほしいことを来場者に訴えました。
介護福祉用具使用について調査結果をパネル展示
東京地婦連


上から、調査結果のパネル展示。会場の新宿駅西口イベント広場。東日本大震災の被災者へ寄せられた応援メッセージ
より賢い消費者をめざす協働事業
 東京都消費者月間事業は1978年、東京都消費生活条例施行を記念して始まった消費者週間行事の20年目に当たる1997年に、10月を消費者月間と位置づけられはじまりました。
 消費者団体と東京都による実行委員会を作り、消費者団体メンバーが事務局を引き受け、消費者の権利を自覚して、より賢い消費者をめざすための協働事業として行っています。
 事業者との協働の推進も図られてきて、交流フェスタはそのひとつです。年々事業者からの協賛も増え、出展するようになってきました。今年は59の出展団体のうち、50の団体がクイズラリーに問題を出し、来場する都民に消費者啓発を実践しました。
 また出展エリアはテーマごとに消費者団体・企業・行政が同じエリアにブースや展示を並べることになり、出展者同士も自然とコミュニケーションができ、知識の共有や問題意識を持つことができました。
 展示コーナーに設置した東日本大震災被災者へのメッセージボードには、たくさんのメッセージカードが張られました。
 アトラクションステージでは、実行委員会メンバーで構成する「チーム☆コント2011」が、消費者被害防止コントを演じ、今年も東京地婦連役員の稲葉さんや宮原さんが熱演しました。

 クイズラリーの問題から(三つより一つを選ぶ。解答は2面にあります)
(1) 「震災に関する悪質商法110番」に寄せられた相談件数が一番多い県はどこでしょう?(岩手県、福島県、宮城県)
(2) ヨウ素は体内のどこに蓄積されやすいですか?(甲状腺、骨、筋肉)
(3) 正しいものはどれ? 放射能は建物の中に入っても防ぐことができない、放射能は菌ではないので感染しない、放射能は目で見ることができる
(4) LEDの消費電力は白熱電球と比べてどれ位?(変わらない、半分、8分の1〜10分の1)
(5) 手の大きさに合ったお箸の長さとは?(ひとあた(親指を90度に開いた親指と人差し指の長さ)の1・25倍、ひとあたの1・5倍、ひとあたの2倍)
(6) ニンジンを植物油で炒めて食べると、たくさん摂ることができるビタミンは?(ビタミンAとE、ビタミンBとC、ビタミンAとB)
(7) 1年間に乳牛1頭からとれるミルクの量は?(80キログラム、800キログラム、8000キログラム)
(8) 2011年6月の大気汚染測定で最高値を出した地点はどこ?(三鷹通り、甲州街道、谷戸新道)。
 東京地婦連が出したクイズは、
(9) 介護福祉用具レンタル料の介護保険制度利用者の利用者負担はいくら?(利用料の1割、2割、3割)

○あしたを拓く私たちの知恵
 葛飾消費生活展


テープカット
 10月8・9日にウィメンズパルで葛飾区消費生活展が開かれ、7団体がパネル発表をしました。テーマは「あしたを拓く私たちの知恵 できることは」です。
 初日には青木区長や各党の議員らも出席され、開会式がありました。3月の東北大震災と福島の原発事故から半年以上過ぎた今なお、私たちの暮らしに影を落とし、価値観も変化し、今後の生活のありようにも影響を及ぼしています。
 そんな変化のなかの今年、私も実行委員の一員としてパネル制作の現場に携わりました。40%に低下した食料自給率に危機感を抱き、「食料をめぐる現状」と題したアンケート調査を300人に実施、遠くて近いこの危うい問題に消費者意識の高まりを期待し、パネル発表をし、併せて米粉の普及の必要性についても発表しました。昭和40年代の自給率は73%もあったのですから、この低下には驚くばかりです。
 ほかの団体も今、最も注目の放射能と環境意識の変化や食品の安全性について、被害を最小限に抑える防災関連の提案や知恵、生活のなかの化学物質が健康に及ぼす影響など、多岐にわたる発表がありました。
 来場者が参加するスタンプラリーでは、これらのパネル発表の中からクイズ形式で1問ずつ出題し、回答してもらいました。問題意識を両者で共有するという点で有益でした。
 そのほか協賛団体による料理講習、計量チャレンジ、ゴミの正しい分別当て、フリーマーケット、手づくり体験教室など、勉強ありお楽しみありの企画で、2日間で延べ5000人の来場者でにぎわい、大成功のうちに終了しました。
 来場の皆さんの心に、「あしたを拓く知恵」が芽生えたことを信じつつ。

○来て、見て、聞いて
 北区消費生活展


 10月22・23日に「来て、見て、聞いてエコ2011」北区消費生活展が、実行委員会と北区の主催で北とぴあで開催されました。20団体が参加、やはた婦人会と千草婦人会も構成メンバーとして、パネル展示やクイズスタンプラリーに加わりました。
 消費者団体は節電対策、未来を考えたエネルギー、原発と安全な食べ物、きれいな水をいつまでも、暮らしの中から地球を大切に、健康ってエコだよね、などをテーマに研さんを積んできた成果をパネルに展示、ちふれ化粧品、お米や豆類の販売コーナーもありました。
 協賛団体と区役所関係では、東京農政事務所、東京都金融広報委員会、東京都計量検定所、東京ガス、関東電気保安協会、北区社会福祉協議会、リサイクル清掃課、消費生活センターなど環境、リサイクル、健康、食、安全、ガス、電気、金融など、日常生活に役立つ情報がいっぱいで、各コーナーでは担当者の説明があり、スタンプラリーの印を押してもらいながら勉強になりました。
 特設ステージでは、お化粧講座、ロコモ予防体操、紙芝居、着物リフォームのファッションショーなどがあり、実習コーナーでは、機織り体験、牛乳パックの手すきはがき作り、手作り名刺屋さん、布ぞうり作り、ちぎり絵などいろいろあって、来場した皆さんはそれぞれ楽しんでいるようでした。
 私の会は「家庭でできる節電対策」を個別テーマに参加しました。この夏在宅世帯では、日中(午後2時頃)平均で1200ワットの電力を消費しており、その約半分をエアコンが占めていました。
 私はこの夏一度もエアコンを使わず過ごしましたが、スタンプラリーの参加者にもそのような人が多かったので、心強く思いました。
 これから冬に向かいます。重ね着や断熱シートの活用などで、節電に努めなくてはと思っています。
 来場者の皆さんと話すこともでき、勉強しながらの楽しい二日間でした。消費生活センターのメンバーにも感謝いたします。
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■震災から命を守るためにこれだけは知っておこう
  羽村市婦人会
 全地婦連が呼びかけている「婦人会・女性会向け防災の学習会」に協力して、羽村市婦人会は10月13日に羽村市消費生活センターで防災学習会を開きました。
主催者挨拶―羽村市消費生活センターにて
 まず、3・11の羽村市(震度4)の対応について聞きました。帰宅困難者が出て、8時40分に急きょスポーツセンターを開放、27人が宿泊、保育園児と保育士の二人が市役所で宿泊した。
 被災地支援については震度5以上の時、姉妹都市は助け合うという応援協定がある。水の要請があった北杜市(山梨県)に2トン車で運んだ。義援金2700万円が市民から寄託された。被害の大きさに比例して送っている。
 大災害が起きたら行政は手が回らない。各町内会の自治防災組織の活用になる。現在自治会加入率は45%を切っているので、増える方策を考えている。
 市内16カ所のガードレール(ガードパイプ)が担架になる。もっと周知徹底が必要と考えている。中学2年生を対象に自分の地域に住んでいる要援護者を訪問し、声をかける訓練を実施している。
 市民ができることは、家具転倒防止をしっかりすること。市内の多くがプロパンガスを使用しているので元栓、メーターガス栓、容器バルブなどの閉め方を覚えておくこと。地震が発生したらまずガスの火を止めて、ボンベには近寄らずに逃げる(身を守る)。質疑応答で、羽村市の野菜とゴミ焼却灰埋立地の放射能について質問があり、担当者から回答がありました。

 この学習会に際し、消費者問題連絡会に声をかけると「いいチャンスです。一緒にやりましょう」と、共催になりました。
 私がポスターの原案と印刷屋の担当を名乗り上げてスタート。事前に立川防災会館に行って体験学習ができたので、その後、活動が理解されたと思います。各町内会長を訪れて回覧板のお知らせをお願いし、その後の消費者展につなげることができました。
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■もう子供たちは故郷へ戻ってこない
  福島県都路からの便り
 東京電力福島第一原発から30キロキロ圏内で暮らす都路(田村市)の様子が気になっていましたが、会員の中尾喜久子さんが得意の編み物で毛糸の帽子やマフラー、ひざ掛けなどをたくさん作り、大きな箱に入れて、「都路ふるさと会」の皆さんに贈りました。代表の青木さんから、箱を開けてびっくりした感激と感謝の手紙が届き、そこには最近の近況がつづられていました。
 都路は緊急避難準備区域の解除になりましたが、現在、避難先から戻ってくる人はいません。
 行政の伝えていることと現実は違うことがあり、放射線の情報もいろいろでどれが正しいのか不安なことばかりで、生活するについても安心できないのが事実です。
 私は6月に自宅に戻って来ました。年寄りは自宅に戻るとストレスが軽減でき、体調も安定するので早々に戻りました。家畜や愛犬の世話もあります。
 東電はよい情報しか報道しない感があり、原発に対しての不安は変わりません。今まで互いに協力し合っていた部落のコミュニケーションも、壊れてしまいました。
 原因は多くが東電の補償の格差や行政の対応の差別など、この原発事故がなければ起きなかったことと思います。人びとの心にも冷たい風が吹きはじめています。
 将来の展望も頭に浮かばないという感じです。頑張っている人もいますが、一緒に盛り上げるパワーがありません。なぜなら、将来自分の子どもたちは戻ってこないことをみんな知っているからです。ほんとうに悲しい現実です。

ここで生きていくしかない

 しかし私たちは家も土地もあり、ここで生きていくしかありません。考えを同じに思う人と互いに励まし合いながら、今できることを静かに行っていくことしかありません。
 一見、何もなかったかのような暮らしですが、3月11日からそれぞれの人生が変わってしまい、もう以前の生活はできない、この先何をしたらよいのか分からない、そんな怒りや不安はすべての人の心にあります。
 これから都路はどうなるのでしょう。私も毎日、何か新しい都路になる材料はないか探しています。気持ちだけでも明るくと思い、生活しています。
 秋も深まってきました。この冬はストーブの火を見ながらゆっくり考えて過ごそうと思います。
(都路ふるさと会)
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■昆布料理で心身ともに元気
  昆布料理講習会
北方領土へも関心広がる

 北方領土の返還を求める運動の中で全国地域婦人団体連絡協議会は、歯舞諸島で採取する早煮昆布の頒布を婦人会にあっせんしながら、お茶の間からの返還運動に長年取り組んでいます。また、全地婦連加盟の婦人会に対し、歯舞の早煮昆布を使った料理講習会を通して、北方領土問題に関心を寄せてもらう活動もしています。今年度東京地婦連ではこの活動に協力して[飾区消費生活展が開催された10月9日、消費生活展会場のウィメンズプラザの調理実習室で、わか草婦人会の協力を得、「昆布料理で心身ともに元気」の料理講習会を行いました。
歯舞漁協の市橋さんから現地の話を聞く
講師を囲んで
出来上がり 「しょうがご飯(昆布入り)、
昆布とさつまいもの煮物、シーフードサラダ」
 参加者は公募で当選した30人余り。男性も混じります。5台の調理台はひしめき合いながら協力し、和気あいあいの実習でした。講師は栄養改善普及会理事の稲川貴美子さんです。
 献立は、しょうがご飯(昆布入り)、昆布とさつまいもの煮物、シーフードサラダ、だしのとり方(かき玉汁)です。材料は近くのスーパーで買える、手間もかからない簡単なものばかりでした。

 料理で一番好評だったのは、昆布とサツマイモの煮物でした。鍋でことこと煮汁がなくなるまで含めるだけで、とても簡単。昆布の味もよく出て、サツマイモはふっくらおいしくでき上がりました。家庭料理に取り入れたいと皆さん喜んでいました。
 だしのとり方も、最後に塩を一つまみ入れるだけで、濁っていただし汁が、スーッと臭みと一緒に消え、きれいなだし汁に。参加者の歓声があがりました。これまた、主婦の収穫です。
 この日は北海道根室市から歯舞漁業協同組合事業部長代理市橋満さんも来場し、昆布漁や加工の様子を映像で紹介しながら、「北方領土は日本固有の領土だけれど、歯舞諸島・貝殻島での昆布操業は、だ捕される不安がある。これからも北方領土返還運動を続けていきます」と話しました。
 昆布の扱い方や「昆布には体に必要なカルシウム、ミネラル、鉄分などを豊富に含んだ食品だからたくさん食べてください」と聞き、改めて昆布について認識が深まりました。最後にアンケートと引き換えに、昆布しょうゆのお土産もいただきました。
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■食品約500品目に拡大 放射性物質モニタリング調査
 東京都は都内の小売店に流通する、合わせて約500品目の食品について都民が日常的に摂取するか、子どもが継続的に口にするものを中心に11月8日から来年の3月にかけて、放射性物質のモニタリング検査を実施することを公表しました。
 すでに東京産の農産物などは国の通知によって、地域を選び計画的な検査を実施中です。東京食肉市場に入荷された牛肉は、卸の段階で自主的な全頭検査が行われていますが、店頭に並ぶそれ以外の農産物、水産物、牛肉を除く食肉、鶏卵、加工食品の検査は、生産地任せの状態でした。
 東京地婦連では以前から、牛肉はもとより、できるだけ検査対象を広げてほしいとする立場でしたので、具体的な内容を確認するために早速東京都福祉保健局健康安全部食品監視課に問い合わせてみました。

検査の結果は毎週HPで公表

 担当の説明と都のホームページの情報によれば、毎週20〜30品目ずつ買い上げた食品を、東京都健康安全研究センターが簡易測定器でスクリーニング(ふるい分け)検査を行い、1キログラム当たり50ベクレルを超えたものは、さらに精度の高いゲルマニウム半導体検出器によって、確定検査を行います。
 検査結果は毎週ホームページで公表し、暫定規制値を超えた食品については都民に知らせるとともに、食品衛生法違反として当該食品の販売中止や回収等の措置をとるということです。
 検査対象ですが、加工食品は原材料の産地が分かりにくいので、東日本産に必ずしも限定せず、主要原材料が単一かあまり複雑でないもの、加工度の低いもので子どももよく食べるもの、例えば乳製品では牛乳・チーズ・ヨーグルト・バニラアイスなど、米・うどん・そば類、豆製品では味噌・豆腐・豆乳・油揚げ・あん類など、そのほか卵焼き・プリン、野菜加工品では野菜ジュース・漬け物、果汁のジュース・ジャムなども含まれます。
 生鮮食品は、「流通している農産物、水産物、食肉全般、鶏卵などが検査対象になる」とのことでした。
 消費者、特に子育て中の若い世代にとっては、少しでも子どもの内部被曝を防ぐための情報がほしい昨今です。試買による放射性物質の検査拡大は隔靴掻痒の感はあるものの、一歩前進といえるのではないでしょうか。
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■地域ニュース
中央・墨田区 女性交流会
中央銀座会


 10月19日に開かれた、中央区女性団体と墨田区女性の交流と百花園を訪ねる研修会に出席しました。
 まず向島の花園へ。ここは江戸時代に仙台出身の骨董商佐原鞠塢が開いた庭園で、特に秋の草花が美しい都会のオアシスです。
 午後はすみだ女性センターで両区の情報交換会になり、墨田区から「女性と男性の共同参画基本条例」が平成18年に制定されたと報告がありました。
 班別交流会になり、私が参加した班では3・11の災害時のことで、「近所の人同士で安否確認がされ、地域のつながりが感じられた」「以前は新住民を受け入れないところもあったが、今では新旧住民の交流は行われている」。
 男女共同参画については、「町会で考えると、役職は男性が受け、仕事は一緒にするが共同参画は難しい」「いちばん困るのは、町会に関心がないこと。会に入らないことが問題」などの発言がありました。
 各班からは、新旧住民の交流は改善されてきているが、古い組織には入りにくい面もある。3・11を機に地域のつながりができた。地域の男女共同参画は進んでいない、などの報告がありました。
 両区の地域環境や市民感覚は共通するものが多いと思います。常に男女平等参画の意識を持ち、女性も男性も地域活動を進めるのが大切です。
子ども会のバス旅行
わか草婦人会


 11月とは思えない暖かな日の3日、堀切6丁目町会子ども会のバス旅行があり、わか草婦人会も協力しました。
 朝8時、総勢34人を乗せたバスは町会会館前を出発、静岡県富士宮市のまかいの牧場へ向かいました。大した渋滞もなく進むうちに雄大な富士の姿が見え、街道沿いに揺れるススキの穂を眺めながら、朝霧高原にある牧場に到着しました。
 昼食にはジンギスカンと牧場で搾った牛乳をいただき、満腹になったところで牧場内を散策。ここは自然と動物とふれあえる体験型の牧場で、乳搾りやバター・チーズ作りから木の枝や実を使う木工体験、ヤギやウサギなど小動物とのふれあいもできます。
 トラクターバスで園内を一周できますが、バスは廃食油のリサイクル燃料を使っています。太陽光発電、牧場のたい肥を使った減農薬の野菜づくり、トイレには雨水を活用しているなど、地球にやさしい施設です。
 次に富士花鳥園に移動。温室には色鮮やかなベゴニアが大輪の花を咲かせていました=写真。この花の一角でフクロウショーを見学。フクロウの飛ぶ姿や歩く様子を見ながら、音をたてずに飛べる翼の秘密やフクロウとミミズクの違いなどの説明を聞き、子どもたちと一緒にいろいろと学んだ一日でした。
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