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■2013年6月15日付
地域に根ざし地道に活動
 2013年度東京地婦連総会終わる
2013ピースアクション in TOKYO
羽村市婦人会の「復興サポート」
放射線食品商社を考える 連載31
 今年の照射ジャガイモ 3店舗で販売確認
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地域ニュース

■地域に根ざし地道に活動
  2013年度東京地婦連総会終わる
東京地婦連総会=5月16日
 2013年度東京地婦連総会は5月16日、渋谷区消費者センターで開催されました。今年度の基本テーマは昨年に引き続き「地域の力で未来を拓く」を掲げ、毎日の暮らしの中から浮かび上がる諸問題を、生活者の視点で活動に活かしていきます。東日本大震災からの教訓を活かしながら、被災地の復興支援、災害・防災、エネルギー問題などに心を合わせて取り組み、活動していこうと、承認しました。

 総会は2012年の事業報告、会計報告を原案通り承認し、2013年度の事業計画案、予算案も全員の拍手で原案通り可決しました(別項)。会員の高齢化、減少が進む中で、東京地婦連の特色である婦人会会員の活動を活かしながら、地域に広げていく決意を固めました。
 総会の審議事項が終了した後は、報告会がありました。昨年の全地婦連関東ブロック会議で取り上げた「エネルギーシンポジウム」の成果を踏まえ、3月にこれからのエネルギー問題についての消費者アンケート調査を実施しました。配布数500枚に対し440枚回収(88%)し、このほど結果がまとまったので、その概要を消費経済部、生活環境部が報告しました。
 東日本大震災による福島原発事故以来、エネルギー問題は私たちにとって命の安全も脅かされるような問題となり、暮らしに切実な課題となりました。
 今回のアンケート調査は、毎日当たり前に使う電気のエネルギーを中心に、消費者の日常意識や環境に良いエネルギーとは何かについてアンケート調査したものです。この調査を通して私たちはどのように考え行動すればよいかを探るために、結果をさらに分析しながら、省エネ・創エネの取り組みへと進めていこうと話し合いました。

⇒2013年度事業計画

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■2013ピースアクション in TOKYO
 東京地婦連と東友会、東京都生協連の3団体が実行委員会になって、今年も5月20日に2013ピースアクション in TOKYOが東京ウイメンズプラザで開催され、230人が参加しました。今年のプログラムの中心は「語り継ぐ〜母と子〜」。被爆体験、戦争体験の証言を発表しながら核兵器廃絶、平和を守る大切さを訴える集会となりました。
「語り継ぐ〜母と子〜」被爆者3人の証言

2013ピースアクション in TOKYO会場
 オープニングは山下孝之さんのケーナ演奏。山下さんはシンセイザーで音楽制作活動中に、南米の音楽などに影響を受け、自分でケーナを製作して演奏しています。材料の竹は広島、長崎、福島で被災した竹なども使っているそうです。山下さんの奏でるケーナの音色は心にしみて、会場には平和を願う気持ちが盛り上がりました。
 メインの「語り継ぐ〜母と子〜」は広島・長崎の被爆者3人の証言を、戦争を知らない世代の東京生協連の仲間が朗読し、最後に終戦当時13歳だった東京地婦連の中野三千代さんが、羽村に縁故疎開し、食べ物のない時代を過ごしたこと、学校の帰りみちに機銃掃射に震え上がった怖さを話しました。
 機関士だった父は、復員しても多くを語らず亡くなりましたが、戦争の傷痕はいつまでも消えない様子を感じていました。中野さんは命あるかぎり、勇気をもって伝えていくことの大切さ、二度と戦争への道を歩まず、平和を守ることの大切さを訴えました。
 広島市長、長崎市長からのメッセージの紹介あとは、参加団体が平和活動リレートークを行いました。東京地婦連は山下陽枝さんが、お花見平和のつどいや9条フェスタの会で街頭行動をしていることを報告しました。
 「もう二度と核兵器や戦争によって家族やふるさと、そして未来を失うことがないように、子どもたちに核兵器のない未来を手渡せるように、命ある人間として、核兵器を保有するすべての国と核保有を目指す国に核兵器廃絶を求めます。そしてその日まで、私たちは行動し続けることを改めて決意表明します」と、核兵器廃絶に向けたアピールを採択し、東京地婦連の大北恭子さんの閉会挨拶で終了しました。
 あいにくの雨模様で予定していたパレードは中止になり、用意した「平和の花を咲かせましょう」の種は、会場参加者が持ち帰り、配ることにしました。
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■放射線食品をめぐって厚生労働省と懇談
 今年の照射ジャガイモ 3店舗で販売確認
 照射食品反対連絡会は5月17日、厚生労働省食品安全部基準審査課課長補佐の福元仁さんら2人の出席を得て、プラザエフで久しぶりに懇談会を開催しました。東京地婦連からは谷茂岡会長、黒崎照子さん、担当飛田恵理子の3人を含む9団体15人が参加、中身の濃い実りある2時間の話し合いでした。

(1)食品安全委員会の試験研究報告書の扱い

 照射食品に関するこの報告書については、以前、情報公開の問題として「婦人時報」で取り上げました。
 予定されていた時期に報告書が公表されず、ようやく出された内容は執筆者の意向で「食品照射は有用である」という結論などの一部を除いて、研究データの半分以上が黒塗りで隠されたまま、公表されたからです。
 批判を受け、黒塗り箇所はなくなりましたが、最近になって当初の半分以下に要約された形で「有用である」と評価した内容の報告書が公表されています。
 連絡会の調べでは、報告書は海外の危険性データを否定していますが、試験方法が異なり、裏付け方法に疑問があります。
 そこで厚生労働省に見解を尋ねますと、「試験の報告書は、基準審査課へは回ってきておらず見ていない。食品安全委員会が独自に実施したもので、その後厚生労働省に対して特に働きかけはない」という回答でした。
 連絡会の里見宏さんの、「普通ならばこのような試験の仕方・報告のまとめ方では、これを(厚労省の)審議会資料として採用することにはならないはずだが」との問いかけに対しては、「照射食品の安全性について、こちらから食品安全委員会に諮問するような場合には、資料があれば厚労省から提出するが、どれを使うかは食品安全委員会が決める。食品安全委員会が独自の資料を使うこともあり得る」という見解でした。

全日本スパイス協会の動向

(2)誘導放射線問題

 「食品に放射能を照射すると、食品そのものが放射能を帯びる」という連絡会の指摘については、「食品衛生法で現在許可されている、150グレイを照射するジャガイモの芽止めでは、問題にならない」との厚労省の回答があり、これに対し「問題にならない程度なのか、実際に試験していただきたい」との発言が続きました。

どす黒く腐敗した照射ジャガイモ

 当日は、照射ジャガイモの4件目の販売事例である仙台の現物が並べられていましたが、これを持ち帰ったメンバーから、2週間後の6月3日に、どす黒い斑点が出て腐敗した写真が届きました。
 放射線照射でDNAが傷つき、照射しない一般品と比べるとその差は歴然としています。
 また、「牛肉の生レバーへの照射の試験研究については、昨年度から継続している」そうで、これについてもさらに監視していく必要がありそうです。

照射ジャガイモと有機ジャガイモの比較

 照射ジャガイモ(男爵)と比較のための、有機ジャガイモの現状写真です。左側の色の濃いのが照射ジャガイモ。発芽せずに腐ってきています。全体に黒い斑点が出て、普通のジャガイモの傷み方とは全く違います。右側の有機ジャガイモは、光のためうっすら緑色になってきましたが、表面もきれいです。こちらも芽は出ていませんが、新ジャガだからと思われます。

照射ジャガイモと有機ジャガイモの比較
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■チケット取り扱っています
 爆心 長崎の空
 長崎の人は、60年以上いろんなモンば背負うて生きてきた。そうやって繋いだ命ば、絶やさんようにとだけ考えてきたと。そいけん、こん街でこれからも生きていきたか。

 68年前、原爆でたくさんの命が失われた長崎。この映画は、大切な人を亡くした2人の女性を中心に、今は平穏なこの地で暮らす人々が、被爆地長崎の過去と自らの境遇に向き合い、未来に目を向けていく姿を描いています。
 原作は長崎原爆資料館の館長も務める、青来有一さん。その原作を「火垂るの墓」の映画化で高い評価を得た、日向寺太郎が監督しました。観たあとはきっと、世代を超えて平和な今ある日常が、かけがえのないものだと思えるはずです。

  • キャスト 北乃きい、稲森いずみ、柳楽優弥、佐野史郎ほか
  • 上映時間 98分
  • 7月20日から東劇ほかで
  • 団体特別鑑賞券1000円(シニア1000円)
  • チケットご希望の方は、東京地婦連事務局までご連絡ください。
     Tel3407・2370
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■地域ニュース

要介護にならないコツ
わか草婦人会


 5月30日、南綾瀬地区センターで、わか草婦人会の総会を開きました=写真。小雨まじりの天候でしたが、60人余が参加して盛会でした。
 会長挨拶に続き、24年度の事業報告と決算報告、25年度の事業計画案と予算案が承認され、議事は予定通り進行、記念品にエコバッグを贈りました。
 第2部は講演で、「要介護にならないコツ」。須藤祐司嬉泉病院名誉院長のお話です。日本は世界に冠たる長寿国といわれているが、健康で長寿の人ばかりではない。寝たきりや認知症の人が、65歳以上で15%も占めている。
 自立し「健康長寿」を保つには、まず、朝日を浴びること。セロトニンというホルモンが出ることによって、夜の睡眠の質を左右するメラトニンというホルモンが出て健康が保たれる。
 二つ目が人に尽くすこと。それが自分自身の喜びになることが肝要で、そこにオキシトニンという幸せホルモンが生まれ、生きる力の源になるということが、科学的に証明されている。「谷茂岡会長が、まさにその見本でしょう」といわれました。自律神経、免疫細胞、幸せホルモン、この三つがうまく機能することが健康長寿のカギだそうです。
 心豊かになった、いつもながら心にしみるお話しでした。

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