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■2014年5月15日付
止めよう!安倍政権の暴走
9条フェスタ市民ネット 山手線一斉アピール行動
米国産大麦若葉粉末
製品回収の行政指導
つながろう消費者
〜安全・安心なくらしのために〜
消費者と都市ガスの自由化問題 その(1)
地域のニュース


■止めよう!安倍政権の暴走
 9条フェスタ市民ネット 山手線一斉アピール行動
安倍政権の暴走を止めよう=有楽町イトシア前
 「止めよう! 安倍政権の暴走! 山手線一斉アピール行動」が4月12日午後、9条フェスタ市民ネットと首都圏の各9条連が共同で、5カ所に分かれて街頭アピール行動を展開しました。9条フェスタ市民ネットは有楽町イトシア前の街頭で、リレートークとチラシを配りました。青空のもと、道行く人に「憲法9条を閣議決定で、勝手に変えようとしている安倍政権に抗議しよう」と訴え、東京地婦連からは大北書記ほか3人が参加しました。

 17人の参加者が代わり代わり安倍政権の暴走を訴え、650枚のチラシと一緒に菜の花の種を配りました。
 この種は第二次大戦中、食用の花以外は栽培禁止令が出て、栽培することができなかった時代に、房総半島の仲間たちが密かに保存し、大切に育てた花の種を「平和の心」の種として一人ひとりの心に届けたいと用意したものです。メールで呼びかけられて参加した人もあり、予定のチラシもほとんどなくなりました。
 リレートークでは、日本有権者同盟の小林五十鈴さんが「安倍政権は平和憲法を変えようとしています。集団的自衛権行使によって、戦争をしてもよい国にしようとしています。地球の裏側まで自衛隊を送り、武器を持って人を殺してもよいということです。私は次の世代にこの平和の国を渡したい。その一心で皆さまに訴えています」
 東京地婦連からは、飛田生活環境部長と、私宮原もリレートークに参加しました。
 「私たちの先輩が、戦争の苦しい体験を文章やDVDで遺し、二度と戦争を繰り返してはならない、このことを次の世代に伝えてほしいと語っています。ひとたび他の国に派兵することになると、また新たな恨みを買い、殺しが殺しを生むことになります」
 「戦争を知らない世代に、戦争を経験した世代が伝え知らせることが大事で、ぜひ孫子の世代に伝えてほしい。若い皆さんは、家に爆弾が飛んできて逃げ惑ったという体験者の声に耳を傾けてください」
 「連日強気の安倍首相、平和憲法を無視して、閣議決定で変えようとしています。選挙で選ばれたら何でもできると考えているようですが、主権者である私たち国民が、選挙で選ばれた政治家の暴走を止めるために憲法があるのです。安倍政権は勝手に解釈して暴走しています。私たち母親は子供たちを戦場には行かせたくないから平和憲法を守りたいのです」と訴えました。

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■米国産大麦若葉粉末
 製品回収の行政指導

 照射食品反対連絡会が3月に厚生労働省などに対し指摘したグリーンバイオアクティブ社製品、同社の大麦若葉粉末を使用したエーエフシーの「AFCこだわり青汁」をめぐって動きがありました。
厚生労働省から調査依頼を受けた東京都港区のみなと保健所は、「食品衛生法違反である」として、グリーンバイオアクティブ社に対し供給先の製品を回収するよう行政指導しました。対象は同社が昨年2月から本年3月にかけて米国から輸入した1980箱、19・8トンです。業界紙によると供給先は、確認されているだけで9社にのぼるようです。

都知事へ申し入れ
 これらのうちエーエフシーでは、自主的に都内デパートなどでの販売を中止していますが、すでに大半は市場に出回っている模様です。照射食品反対連絡会では、4月14日に舛添要一都知事に対し、早急な製品回収・消費者への周知などを、文書で申し入れました。
 なお、翌日(15日)には同じ文書を関係する静岡県の川勝平太知事にも送っています。もし大麦若葉の青汁を愛飲している方がいらしたら、原料の原産地がどこか確認してください。

2014年4月14日
東京都知事 舛添 要一様

照射食品反対連絡会代表世話人
和田 正江(主婦連合会)
同 飛田恵理子(東京都地域婦人団体連盟)
同 真下 俊樹(日本消費者連盟)
同 里見  宏(食品照射ネットワーク)

 違法放射線照射「大麦若葉エキス粉末」製品に関する追加の試験結果の送付、及び回収および指導についての重ねての申し入れ
 このほど私どもは、先に(3月19日付)お知らせした食品衛生法違反の放射線照射がされたグリーンバイオアクティブ株式会社の「Green Juice Barley」の原材料と同じものを使用しているとみられる「AFC こだわり青汁」を3月18日(銀座三越)、25日(東急東横店)の東京都内の2店のデパートから購入し、熱ルミネッセンス法にて検査しました。その結果、4月7日に、「照射されている」という結果がでました。
 4月に入って、すでにAFCや関連するネット販売においては、この「AFC こだわり青汁」は引き上げられており、購入できない状態になっておりますが、こうした違法に放射線照射された青汁製品は、すでに多くの消費者の手元に残っているものと考えられます。
 放射線照射は、照射による分解物シクロブタノン類の安全性が問題視されているだけでなく、誘導放射能の問題を改めて指摘する報文(添付、宮原誠調査報告)もあり、しかも栄養が損なわれることは以前から明らかにされていることはご承知の通りです。
 先の Green Juice Barley で、すでに関係会社等の調査を進めていることと存じますが、一刻も早く、一般消費者に手元にある該当青汁製品を飲まないよう、または回収するよう、効果的でわかりやすく周知させる手だてをとってくださいますよう申し入れます。
(照射食品反対連絡会のホームページから抜粋)

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■つながろう消費者
 〜安全・安心なくらしのために〜

  毎年5月は国の「消費者月間」です。統一テーマを掲げ、消費者、事業者、行政が一体となって、消費者問題に関する教育・啓発などの事業を全国的に行っています。
 2014年度消費者月間統一テーマは、消費者の不安を払拭し、安全・安心を確保するため、「つながろう消費者〜安全・安心なくらしのために」としています。

葛飾区消費者団体連合会がベスト消費者サポーター章
 消費者庁は消費者月間の記念行事として5月26日、三田共用会議所1階講堂でシンポジウムや消費者支援功労者表彰を行います。
 東京地婦連は2012年度に内閣総理大臣表彰を受けていますが、このたび葛飾区消費者団体連合会(谷茂岡正子会長)は、消費者支援功労者(団体)として「ベスト消費者サポーター章」を受章することになっています。
 葛飾区での消費者団体の会議の委員として参画し、消費者行政の進展に寄与したほか、環境エネルギー、食育推進、リサイクル事業、福祉、防災対策等の事業に貢献しました。今回は平成24年度に消費者教育・啓発の充実を図ることをテーマに、消費生活展40周年記念事業を開催したことなどの功績が評価されたものです。
 おめでとうございます。

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■消費者と都市ガスの自由化問題 その(1)
 国は電力の自由化を段階的に進める一方で、都市ガスについても小口の自由化へと乗り出しており、推進派の多い審議会(ガスシステム改革小委員会)が7月中にそのような方針をまとめるのではないかといわれています。私たち消費者にとって、ガスもまた大切なエネルギーであり、自由化の是非・暮らしへの影響などについて考えます。
 一足先にガス市場が自由化された欧米の状況を見ると、自由化の目的は(1)競争の促進(2)消費者の選択肢拡大(3)小売価格の低減‐‐でしたが、エネルギーの専門家の中には、「自由化は必ずしもメリットばかりではない」との意見もあり、(3)の小売価格低減について「欧米で目的を達成したかどうかは不明」とする立場もあります。
 都市ガスは、自由競争のLPガスに比べると、総括原価方式の規制によって離島や少量使用者についても家庭用小売価格は抑えられている半面、地域独占により、消費者への利益還元はされにくい構造があります。
 総務省のまとめ(2012年の消費者物価指数を1998年平均と比較)ではデフレで4%近く物価が下がった中でも、都市ガスは14・6%上昇しました。公共料金としての規制には、独占地域内でのユニバーサルサービスの公平性があるものの、一方ではコスト構造が見直されにくい問題があるわけです。
 都市ガスの小売価格のおよそ6割は原料のLNG(液化天然ガス)の輸入コストであることから、LNGの調達力、購買能力などいわば川上の状況も、自由化是非のポイントの一つです。
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■地域のニュース

更生保護女性会の総会開く/すずしろ会

 4月30日に、更生保護女性会の総会が開かれました。第一部では綱領唱和ののちに、会長から「更生保護女性会の活動はあまり目立たない活動ですが、社会復帰に努力している人たちや子育ての支援、鑑別所の図書のお手伝いなど、なくてはならないお仕事です。今年度もご協力を」と、挨拶がありました。事業・決算報告、事業計画予算案などを審議し終了しました。
 第二部は日本ダルクディレクター・篠原義裕さんの講演「薬物依存症からの回復」です=写真。篠原さん自身が体験された薬物依存に至った経緯を切々と語られました。高校のラグビー部で活躍されていた頃、家族や周りの人たちの期待に応えらず、薬物に依存するようになり、一度止めてもまた薬物に頼ってしまい、入院して治療、社会復帰してもなかなかなじめずまた薬物に依存と繰り返し、アルコール依存症にもなってしまったこと。そこから脱却して今があるのは、ダルクの人たちのおかげで、皆さんに助けられディレクターになれましたと話されました。心にずっしりくる講演でした。



婦人会の総会/羽村市婦人会

 羽村市婦人会の総会を、4月30日に開催しました。2月頃から台帳の整理、会計簿をまとめ、監査を受ける準備をします。資料も整い、当日を迎えました。亡くなられた方、入院している方、デイサービスをうけている方に思いを馳せ、元気になるよう願いました。
 大手術を受けて快復し、元気に出席してくれた友もいて、また一緒にでかけましょうと声を掛け合い、一人3鉢の可愛いいお花とともに明るい雰囲気を盛り上げました。あみだくじでは、ちふれ化粧品のお買い得セットを解体して賞品にしたところ、それぞれに「当り」が出て、新製品は宣伝ができ、好評でした。
 会員は少数になっていますが、皆で楽しく頑張っていきましょうと確認できました。

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