駅のトイレ アンケート調査報告
■アンケート調査結果の報告
◆調査日
 ▽1回目 05年10月20日・21日(新宿駅西口イベント広場街頭調査)
 ▽2回目 06年1月(地婦連組織を通して配布・回収)
・有効回答数 715
 女性530人(74・1%)
 男性175人(24・5%)
 不明  10人(1・4%)

 駅のトイレは体調が悪かったり、幼児連れの時など、緊急、突発的に必要な場合が少なからずあり、複雑な駅の構内を右往左往しながら探した人は多いはずです。そこでアンケート調査では、トイレに導く案内表示の分かりやすさと、トイレ利用の際に困ったことのあれこれについて聞きました。

◆結果の概要
 案内表示の質問で「あなたが駅のトイレを使いたい時、その場所を教える案内表示が目立つところにあって分かりやすいと思いますか」では、「わかりやすいと思う」(42・4%)に対し「そうは思わない」(50・1%)で、案内表示は「分かりにくい」と思っている人が7・7%上回りました。男性、女性間の大差はありません=図1・2。
 「分かりにくい」と答えた人の年代別特徴は、40代(男)60・7%、50代(男)52・9%、60代(女)51・8%、80代(女)51・4%の中高年層が平均値(50・1%)を超えています。
 次の質問、「駅のトイレを利用する時、次のことで困ったことがありますか」では、(1)〜(8)について困った経験の有無を聞きました=図3。
 (1)個室のかぎがちゃんとかからなかったことが「ある」49・8%、「ない」47・0%
 (2)壁やドアが壊れていたことが「ある」48・5%、「ない」47・7%
 (3)洋式便器がなくて困ったことが「ある」52・4%、「ない」40・4%
 (4)備えつけのペーパーがなかったことが「ある」72・6%、「ない」24・8%
 (5)トイレ内や入り口の段差に困ったことが「ある」45・3%、「ない」48・0%
 (6)個室内に荷物置き場(またはフック)がなくて困ったことが「ある」66・4%、「ない」30・9%
 (7)ひどく汚れていて使用できなかったことが「ある」75・7%、「ない」22・7%
 (8)乳幼児共用の個室がなくて困った(該当者のみ)ことが「ある」61・8%、「ない」38・2%
 また、(1)から(8)の年代別特徴を見ると、「洋式便器がなくて困ったこと」が多い年代は、80代の75・0%が平均値52・4%を大きく上回っています。この年代が、足腰に負担がかかる和式便器を苦手とするこの結果にはうなずけます。
 そして、「ひどく汚れていて使用できなかったこと」や、「壁やドアが壊れていた」などは、使用できなくて困った経験者の多さもさることながら、管理する側の責任とばかりは言い切れない、公共物に対する利用者のマナーの悪さも問われてしかるべきでしょう。
 以上の結果から、くり返しますが、駅のトイレはそれなりの緊急性を抱えて使用する場合が多い、必要不可欠な施設です。そのためにも、特にその案内表示は要所要所に分かりやすく掲示をしてほしいと、多数の人が求めていることが明らかになりました。