店先のカタログ点検調査について
海外の家電製品カタログの印象
カタログに関する事業者アンケート調査より
グリーンコンシューマーの視点(5品目の例)

 私たちが実践したいことのひとつとして“地球環境に配慮しながら家電製品を選ぶ”ことが挙げられるのではないでしょうか。
 東京都地域婦人団体連盟では、購入の際に消費者の多くが手にするカタログのうち@5品目を対象に店先から計110点を入手し、「環境」の視点で点検を行うとともに、A海外(英・仏・独・米)からも計115点を収集し大まかな印象を把握、併せてB国内で入手したカタログのメーカーに対し、「環境」表示などについてアンケート調査を実施し(平成11年10月〜12年1月)、これらの報告会を関係者を招いて開き、意見交換を行いました(平成12年2月)。
 また、「くらしフェスタ東京2000」(10月)「全国消費者フォーラム」「エコプロダクツ2000」(12月)などで、消費者からの情報発信を―と皆様に報告申し上げております。

店先のカタログ点検調査について
「グリーンコンシューマーの視点」(別表参照)は、「環境」への配慮を第一に5品目を購入する場合には、カタログの“必要表示事項”ともいえるもので、このような視点で110点を点検しました。
国内の点検では、
@ 機能の誇大な絵表示や説明
A 代替フロンの種類別や断熱材の特徴など、温暖化への影響のわかりにくさ
B 省エネ性能の“トップクラス”表示の氾濫と該当機種の「誤認」のおそれのあるグラフ
C 機能・サイズ等の比較表の読みにくさ
D 品質保証期間・部品の保有期間表示のわかりにくさ
E 受賞マーク・認証マークの多様化と説明不足
F 材質についての情報不足
などの問題点がクローズアップされました。